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HPAIR Asia Conference 2025

HPAIR ACONF 2025

Reinventing Vitality: Momentum and Memory

Yasuda Auditorium

今年のHPAIR

開催概要

  • 開催地:東京大学 本郷キャンパス
  • 日程:2025年8月20日(水)〜8月24日(日)
  • 対象者:ヤングリーダーとしての意欲ある学生・社会人
  • 参加条件:英語でのコミュニケーションが可能な方(スコア提出不要)

テーマ

HPAIR 2025 Theme

テーマに対する5つの視点

1. Technology

・持続可能な社会を実現する次世代の技術

量子コンピューティング、宇宙開発、気候テックやバイオなどのテクノロジーは社会に様々な変化をもたらすことが期待されている。これらの技術革新が求められる背景と、それを通じて実現される社会のあり方について学ぶ。

・AIの利活用による社会革新とデータ基盤の整備

機械学習における技術発展とともに、医療、製造、交通、行政など多様な分野での業務効率化や新たな価値創出が進展している。その基盤となるデータの収集・利用を促進するためのルール形成やデータの民主化は重要性を増している。

2. Economy

・スタートアップ創出による経済成長の加速

イノベーションによる社会課題解決を通して需要を開拓し、経済の成長を牽引する存在として、各国でスタートアップに注目が集まっている。起業家精神を活性化させるための政策設計や、実際の創業事例からその実際を学ぶ。

・持続可能性と成長を両立した経済システムの構築

大量生産・消費を通じた経済成長を目指すかつての成長モデルが地球環境に与える影響が問題視され、資源を効率的・循環的に利用し付加価値を与える経済のあり方が求められている。

3. Government & Policy

・グローバル・イシューの解決に向けた協力体制のあり方

現代の国際社会では、移民問題や平和構築、安全保障など解決に多国間の協力が不可欠な課題が多く顕在化する。主権国家やグローバル企業、国際機関など多様なガバナンス主体が併存する中で、効果的な問題解決の仕組みが求められる。

・伝統的価値の尊重とイノベーションの推進の調和

グローバル化の中で地域社会が紡いできた文化・価値観の持つ意義が見直されている。それらの価値を保存しつつ、必要に応じて技術革新と組み合わせ、将来へ向かう原動力へと転換する方法の可能性を探る。

4. Health Care

・世界各国で社会問題化する医療コストの増大

将来的に少子高齢化の進行が予想されるアジア地域では、現行の医療制度が資金的にも人材的にも限界に達するとの指摘がなされている。予防医療の推進によるコストの削減や、社会保障制度の見直しは各国に共通する課題である。

・ウェルビーイング増進のためのアプローチ

近年注目されているフェムテックは、女性の健康管理を支援し、就労や社会参加を後押しする。特に女性の社会進出が経済成長の鍵とされているアジアでは、こうした技術の普及は経済活動の活性化にもつながる。

5. Environment

・豊かな自然環境を守るためのアプローチ

人間社会は自然の恵みを、生活のための水・食料や経済ではエネルギー・産業原料、観光では自然景観など、様々な形で利用している。人間が持続的に自然との共生を図ることの重要性を再確認し、その具体的な取り組みについて学ぶ。

・自然災害を取り巻く環境の変化とスマート防災システムの構築

気候変動に伴う災害の激甚化が世界的に指摘される中、衛星観測等のデータ活用や都市計画を通じた新しい防災の取り組みへの関心が高まっている。過去の災害の教訓を将来に語り伝え、現代の技術発展と合わせて自然との共生を目指す。